バイナリーオプションの攻略ツールに潜む危険性
攻略ツールを使ったシステムトレード
FXでは主流の取引方法の一つであるシステムトレード(シストレ)。
※広義では「 あらかじめ決めておいた一定のルールに従って、機械的・継続的にトレードする手法 」を言います。
そもそも機械的に取引を行う事をシストレと言いますが、自動売買ツールなどの攻略をソフトを利用する事=シストレと思っている方も少なくないはずです。また、バイナリーオプションの場合もFX同様、自動売買ツールなどの外部ツールを用いて取引を行う事ができれば、一つの戦術として確立出来る可能性も秘めています。
それでは、海外のトレーダーをはじめ、FXでは一般的な投資戦術の一つであるシストレはバイナリーオプションでも可能なのでしょうか?
外部ツールの利用に注意が必要
結論から述べましょう。ここでは海外業者を中心として話を進めますが、バイナリーオプション取引においてシストレを利用することは可能です。勿論自動売買ツールのような外部ツールを利用した取引も問題ありません。ただし、利用出来るのは一部の業者のみで、自動取引のような外部ツール自体を禁止している業者が多く存在します。
「ばれないだろう」「自動取引ツールを使ってる証拠がない」なんて甘い考えは捨てましょう。万が一にも自動取引ツールを利用した取引がバレた場合、もしくは機械的な取引ログが検出された場合、取引口座の凍結という最悪の結末が待ち構えているのです。
こうなると当然出金は愚か、取引口座にある資金で取引を継続することすらできなくなってしまいます。「口座凍結のリスクを背負ったうえで自動取引をやっているから問題ない」と腹をくくっているなら話は別ですが、そんな投資家は居るはずがありませんw
どうしても自動取引を用いた取引をやりたい場合は、事前に利用規約などを確認して自動売買や外部ツールと連携した取引が可能かどうかを調べるように、注意しておきましょう。
ちなみに↓
日本人の多くが利用していると思われる大人気のハイローオーストラリアさん。契約条件の中には上記のような記載がありますので、ハイローオーストラリアを利用する際に自動取引ツールなどを使ってしまうと口座が凍結する恐れがあります。ご注意を!
MT4などの分析ツールは外部取引ツールなのか?
外部ツールと言ったらこれはどうなのかと思う方も居るであろうMT4。FXや為替取引には欠かせないツールとして日本人の投資家にも広く利用されてきたツールです。
そもそもMT4(メタトレーダー)は海外では取引ツールとして利用されているのが主流ですが、日本ではこのツールを介して取引を行うというより、このツールで相場分析をしている人のほうが多いのかもしません。
つまり、取引ツールとしてMT4を利用するのではなく、分析ツールとして外部ツールを用いているわけです。これは規約的にも投資方法的にも何の問題も生じません。
というか、ここまで規制されてしまったら分析もくそもありませんね。投資ではなく完全にギャンブルをやらされている感覚に陥ってしまいますww
バイナリーオプション取引の際MT4を利用しようか迷っている方!MT4で分析を行う分には問題ありませんのでご心配なく!
使おうとしている取引ツールは大丈夫?問題
海外の業者では外部ツールを介した取引は禁止している所が多いため、使わないほうが無難という方向でここまで話を進めてきましたが、百歩譲って外部ツールOKの業者があったとしましょう。しかし、その前に利用しようとしている(購入しようとしている)取引ツールは怪しいものではないか?という問題が挙げられます。
なぜなら自動取引のソフトウェアを販売又はレンタルする行為は、一般的には金融商品取引法上の投資助言・代理業に該当すると考えられ、金融庁や各管轄財務局等に金融商品取引業者(投資助言・代理業)としての登録を受ける必要があるからです。
もっと簡単に言えば、このようなソフトを提供するには金融庁の認可が必要なわけですね。
海外業者自体は運営元である所在国のルールにしたがって取引を提供しているのでまだ安心要素はありますが、取引ツールの販売元が日本だったらどうでしょう・・・?その場合、明らかに法律を無視して提供している怪しいソフトと判断せざるえないでしょう。
しかし中には海外業者向けに海外で作られた正規のライセンス?を所持した取引ツールがないとも言い切れません。その場合は事故判断で、事前に調べて使ってみては如何でしょうか。(あまりオススメはしませんが・・・)
どうしても自動取引したい場合はどうすればいいの?
ここまで説明しても聞き分けの悪い方も居ると思いますwどうしても自動取引や取引ツールが利用したいという場合は、業者側がそのようなツールを提供している所を利用するというのも選択肢の一つです。
特に、国内のバイナリーオプション業者などはこの傾向が強く、「他の取引ツールは規約違反だけど自社で作って提供しているのもに関しては無制限で使ってくれて構わない」という所は少なくありません。
私自身、国内業者を利用していないのでそういったツールがどのくらいの割合で利益になるのか試した事はありませんが、取引の難易度は度外して安全性だけで言えば国内業者のほうが不安要素は少なくできると思います。
しかし!
実はこのような取引ツールを自社で提供している海外業者も存在したりするんですよね。TOKYO MXの武井壮しらべで紹介されていたOptionBitなんかがそうですが、そういった業者あれば、海外の業者でも問題なく取引ツールを利用することが出来る事を覚えておくといいかもしれません。